津市芸濃町椋本の内科、糖尿病内科、消化器内科|赤塚クリニック

 お米を開発しました

 院長より

お米を作りました。と言っても、私が田植えや稲刈りを体験したわけではなく、血糖上昇を防ぐお米の開発の手伝いをしました。

生活習慣病の予防・改善には、日々の食生活が重要です。中でも糖尿病は、近年の食生活の変化と共に着実に増加しています。糖尿病の発症や進展には食後血糖値の上昇が関わっており、その治療には食事療法や運動療法が基本です。

近年、さまざまな食後血糖値を抑制する食品が開発されています。マロンポリフェノールにも炭水化物の消化を阻害する作用があり、食後血糖値の上昇を抑えることが知られています。栗の殻を割ると栗の実が現れますが、栗の実の表面には薄く覆っている渋皮があります。その渋皮にはマロンポリフェノールが豊富に含まれています。
 毎日食べたいお米だからこそ、おいしく食べることが重要です。栗渋皮はお米との相性も良く、お米と共においしく食べることが可能です。お米とこの栗渋皮の成分を混ぜて炊きこむことで、おいしくお米を食べつつ食後血糖値の上昇も起こりにくい食品『ながいき』を作りました。このお米『ながいき』が生活習慣を見つめ直すきっかけとなり、糖尿病などの生活習慣病が減っていくことを期待しています。